お知らせ
百日咳ワクチンについて
百日咳が流行しており、出生した児が2ヵ月経過する前に罹患すると重症化のリスクがあるといわれています。
これを予防するため妊娠中に母体に百日咳ワクチン(日本では三種混合ワクチン:トリビックⓇ)を投与する方法があります。
当院ではこのワクチン接種は行っておらず、今後施行するかは未定ですが、ご希望される患者さんはお近くの内科等で接種されることをおすすめします。
注意点としましては、妊娠28週~38週までを目安に接種すること、接種後2週間以内に分娩に至った場合は児に抗体が移行しないこと、接種後60%の割合で局所反応(赤み、かゆみ、熱っぽくなる、硬くなるなど、いずれも48時間以降に自然に軽快することが多いです。)が起こることが挙げられます。これらにご留意いただいたうえで、流行状況含め接種するかご判断ください。
よくある質問Q&A
Q. RSウイルスワクチンと一緒に接種しても良いですか。
A. トリビックⓇは不活化ワクチンですので、接種間隔に制限はありません。同時接種も可能です。
Q. 夫も接種した方が良いですか。
A. 家族から赤ちゃんにうつす可能性があるため、可能であれば家族全員で接種することをおすすめします。
山王クリニック 院長